カテゴリー : 電子工作

Orca 0.42でのプリント精度

前回はテストプリントで0.1mm積層を試してみたのですが問題なく積層出来ましたのでどのあたりまで積層の厚みを追い込めるかを確かめるべくテストしてみました。

機体の改修しているのでキット標準とは若干違うと思いますが、パーツを交換すれば同じ精度が出るはずです。(ホットエンド改修がちょっと面倒ですけれども)

精度に影響しそうな改修箇所は以下になります。

  •  XYZ軸のベルトプーリ使用ベアリングを624ZZ⇒F624ZZに変更(Y軸は取り付け方法を変更)
  •  XY軸のステッピングモータにダンパー(D4CL-5.0F)を装着(放熱用のシートをモーターに貼り付け)
  • センサー(EPCOS 100K Thermistor (B57560G1104F))を軸近くに耐熱シールで埋め込み
  • エクストルーダーのアイドラーベアリングを形式不明⇒608ZZに変更して位置を変更
  • 制御用のAVRと基板をGeneration 6 Electronics⇒Arduino MEGA/RAMPSに変更(1/8⇒1/16に変更)
  • ホットエンドノズル用のクーリングファンの取り付け
  • Pully Center for Y-Axis Belt Guideをプリントして取り付け

今回のプリントは「Standing Owl with flat bottom layer by Hackens」をモデルとして使っています。

基本パラメーターは以下を使用して、「layer_height」のみ変更しています。

filament_diameter = 1.75
nozzle_diameter = 0.35
fill_density = 0.25
perimeter = 2
temperature = 190
bed_temperature = 50
perimeter_speed = 45
retract_length = 0.75

左側から0.1/0.075/0.05/0.035/0.02mmの順番

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Orca 0.42用のノズルクーリングファン改

Orca 0.42用のノズルクーリングファン」を取り付けてからそこそこ快適にプリントできる様になっていたのですが、やっぱりというか片側だけで支えていたのが原因でホットエンド側が若干下がってきました。クーリングファンを回し始めるまでの時間で温度が上がってしまうのが原因の様で、プリントした物に接触すると位置がずれたり積層がうまくいかなかったりで付けている意味が無くなります。

しょうがないので両側で支えられる様に若干改良しました。
ただし、チョットプリントしにくい形になってしまっているのは否めないです。

Orca 0.42電源周りの状況

そうでした、110WのAC-DCアダプター(ヒートベッド用)が壊れました。(実際にはおそらくリセッタブルヒューズが燃えました) 毎回かなり高温になっているので危ないかなと思っていたのですけど、これを使うときには冷却をちゃんとするか方法を考えたほうが良いと思います。

その後、余っていたATX電源を流用したのですがどういじっても12.5V以上に電圧が上がらないです。 しばらくは、そのまま使っていたのですがヒートベッドがあたたまるまで10分程度かかるようになってしまったので、純正状態だと70W+110WのAC-DC電源を2つ使用するような状態ですが変更したいと思います。

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Orca 0.42用DualExtruderの進捗状況

なんだかんだで色々と試行錯誤しながらようやくここまでたどり着いた感じです。 エクストルーダー部分は2つに分割して組み合わせる形に設計を変更した所なんとか収めることに成功しました。

■OpenSCAD

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arduinoから温度センサー情報で12Vファンを制御する

最近、3Dプリンタにかまけてarduino関係全然なのです。
ネタに出来そうな感じの回路があったので、組み合わせてちょっとばかり実験して見る事にしたいと思います。
実際のところは、注文していたMOSFETが来ないのでDualExtruderへの換装が途中で止まっています。

内容的には単純で、「温度センサの入力をアナログピンで受け取って計算した温度を元にPWMでファンをコントロールする」です。(ファンの駆動にはarduinoからの電源供給では間に合いませんので外付けでMOSFETの回路を作って12Vを供給しています。)

この回路が3Dプリンタで使うために作ったものの流用なのですけれどもね…。
せっかくなので回転数も見れるようにした方がいいのだろうかと思いちょっと改良してみます。

ちょっと調べると、回転数は1回転につき2パルスで出力されているようですので簡単な計算で求められそうです。

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3DデータはThingiverseで一部公開しています。

Orca 0.42用に自作したパーツなどのCADデータは「Thingiverse 」にて一部公開しています。

翻訳付けるの面倒なものは公開していない雰囲気でお願いします。

★現在公開中

3DプリンタをWindows7(64bit)で使用する接続環境の作成

Reprapはオープンソースですのでソフトも組み合わせが無数にある中から必要な物を選ぶ必要があります。
このあたりは、ネット上に情報があふれているので特に問題ないと思うのですが…。(溢れすぎていて問題がありますね)

現状で正常に動作する組み合わせを念の為に記載しておこうと思います。
なんというか、忘却録というか、バックアップですね。

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Orca 0.42 全体/各部写真

情報が不足している面もありますので各部写真を撮ってアップしておきたいと思います。
改造後なので一部参考にならない部分もありますけどそれはご勘弁下さい…。(特に電気系)

写真をいっぱいアップしていますので見たい人は開いてください。

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Orca 0.42でのテストプリント

こちらのサイトを見ると、Mndelmaxで色々とテストプリントをされています。
Orcaを使ってプリントするとどの程度の結果となるのか見てみたかったので同じものをプリントしてみたいと思います。

形状が複雑な方が良いので「Sappho’s Head (slic3r friendly included)」をプリントしました。(印刷時間は8時間少々)

結果的には失敗というかうまくいかなかった場所は2箇所でした。

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Orca 0.42で使っているStart/End時のカスタムG-code

Slic3rで使っているStart/EndのG-Codeを載せておきたいと思います。

スタート時にはホットエンドのフィラメントがもし垂れていたとしても大丈夫なように補充と言いますかをしてから開始するようにしています。
エンド時にはFANを回しっぱなしにして温度が低くなるまで待つようにしています。

Start G-Code

G28 ; home all axes
G92 E0 ;reset extruder
G1 E3 F400 ;Prime extruder 3mm
G1 E2 F400 ;retract extruder 1mm
G92 E0 ;reset extruder

End G-Code

G1 X12.0 F4000 ; home (almost) x – stops extruder crashing into frame if at very top of Z height
G1 Y200.0 F4000 ; move the print to the front.
M104 S0 ; make sure the extuder is turned off.
M140 S0 ; make sure the bed is turned off.
M84 ; shut down motors.
M106 S255 ; FAN On(MAX)
M109 S40 ; Coolingdown Extruder
M104 S0 ;extruder init
M107 ; Fan Off

2012/09/24 20:36修正 ABSでのプリントを考えて修正しました。