T-962リフローオーブンを再び改造する(その1)

ちょっと思うところがあってリフローを本格的にいじってみようと調べていたら、ここ数年で中華リフロー(T-962)の情報がそれなりに更新されていることに気が付きました。筐体として使うなら結構ありなのかなと思い1台をテスト用に購入。速攻でばらして紙テープはカプトンに置き換えてコーキング剤で隙間を塞ぐのはお約束で即実行。

標準でついている熱電対の出力が何故か左右で2度もずれているので秋月電子で購入したK熱電対に交換。ついでに固定用のスリーブを設計して差し込み部分をやり直しました。左側が標準で入っていた物で右側が秋月で買ってきた熱電対。

熱電対をアンプ仕様に変更する回路基板と標準ファームを完全に置き換える新しいファイルがGithubあったので換装、ついでにコントローラー側の温度計測用センサと制御部冷却用のファンコントローラーも使えるようにします。標準基板からI2CとデジタルI/Oを2本にGND1本の計5本を引き出します。今回はとりあえずテスト仕様ということで有志の方が作っているデータをそのまま使った基板を使いました。Wikiの記載がわかりにくくてかなり苦労しながら引き出したりとか基板を修正したりとかしながらこんな感じで増加基板を載せました。トラブルは、色々いじってたりした時に熱電対アンプが何個か死んだことです。温度がいきなり300度とかになってかなり焦りましたよ。

なんやかんや弄ってPCとの接続もできるようになったのでテストしたのがこんな感じ。

加熱する方はかなり安定して使えるようになっています。問題は冷却側で温度差というかが激しい事でしょうか。最大で30度ほど左右の庫内で温度差があります。

背面にある冷却ファンからの気流の問題でしょうか??

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