Orca 0.42用のノズルクーリングファン

改良というか改造というかをしまくったホットエンド&エクストルーダーの調子が思いのほかいいのでダイレクトドライブ(PG35L-048)への換装はちょっと中断中です。
それよりも、射出したフィラメント冷却用のファンを何とかしたほうがいいのではないかと思いネット上の情報を組み合わせて作成してみました。

何に一番苦労したかと言いますと、取り付けるためのスペースが無いんですよ!!Orz

取り付け空間はアルミフレームに囲まれていて上にはX軸キャリッジとリニアベアリング&マウンタ、真横にはフレーム連結用のシャフトが通っているんです。
当然のごとく冷却対象のホットエンドも居座っている有様ですので利用できる空間がかなり制限されます。

いろいろな形やマウント方法を試行錯誤して、取り付けるファンをマイナーな30mmのものにすることで何とか収めることに成功しました。 ファイルの履歴を見るにつけ7世代目でうまくいくようになったということですね…。はじめの方は適当なんですが後の方になるとサブタイプまであって何回試作したことやら。 ※:それでも、X軸軸の移動範囲が10mm程度短くなってしまいました。

ファンの取り付け角を90度にしてマウントをシングルアームにすれば移動範囲はなんとかなると思うんですけどもういいかなと…。 時間があれば作りましょうか、設計はほとんど出来ているのでシングルアームの強度というか振動の問題をクリアすればなんとかなんとか。

問題があるとすれば、設計がかなりタイトなので同型機でも取り付けできるかどうか…。(ホットエンドのX軸キャリッジの底面からの長さ&ホットエンドの取り付け向きとセンサーケーブルの取り回し方が問題になります。) かなりコンパクトにまとめた自信はあるのですけれど、マウント部分させ合わせれば汎用的に使えるはず。 ※:吹き出し口には「Around-the-nozzle cooling ring」の設計を流用しました。

写真で見比べると、結構効果があることがわかります。 手間をかけまくってでも取り付ける価値はあると思いました。

左が冷却無し、右が冷却有り

 

FANはホットエンドが熱い時は常に回してないと溶けるかな、たぶん…

2012/08/19 1:33 追記

ホットエンドのCADデータを置いて置きます。
Thingiverse – Digital Designs for Physical Objects」にも置いておきたいのですが、説明の英語書くのが面倒でもう少ししたら置きます…。

※:ホットエンド上端から、サーマルコアの下端まで47.5mmでこの設計は作られています。(写真ではLM8UUマウントとの間にワッシャーが入れてありますがCADデータは修正済みなので必要ありません)

CoolingRing_v7_5(STLファイルはサポート材付き)

■参考情報

Around-the-nozzle cooling ring by scanlime – Thingiverse

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  1. 2012年 9月 12日

 
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