orca 0.4xでv10bエクストルーダーを使用する際の設定値

最近、フィラメントの送りというかがうまくいなかいというか途中で切れることがある条件で多発しているような気がして色々と調べてみました。ようするに、DualExtruderのプリントがうまくいかないです。

結論から言うと、エクストルーダーのリトラクション設定について設定値を変更することで対応できそうです。

通常はヘッドを移動する際にはフィラメントを引き戻してからヘッドを移動するようになっています。 その際に、引き戻しのスピードが早過ぎると送りに失敗してスリップするようです。(ギアの刃が細かいv10bでは発生しやすいみたいです) そのため、スピードと戻りの長さを遅く短くしてあげる事で対応出来るようですので記載します。

Slic3rの設定値の標準は1.5mm/30mmですが、これを1.00mm/5mmまで落としてあげるとかなりいい感じです。

戻りのスピードはかなり遅くなってしまいますけれども途中でフィラメントが切れるより随分マシです。

頻繁にリトラクションが発生しない状況では気にする必要はないのですが、プリントする物によっては失敗するので念のため。Reprap系のプリンタでも同一の事象が起きるかもしれませんね。※:ホットエンドの温度が十分な状態(その温度で100mm以上連続して遅れる状態)にもかかわらず、プリントすると途中でフィラメントが切れてしまう状態

なんだかんだでうまくいかないので、気晴らしに手持ちのフィラメントを全部カラーサンプル的にプリントして遊んでみました。

使ったモデルはこちらから、「5mm Calibration Cube Steps by MCroucher – Thingiverse

現実逃避ですね、早くDualExtruderをプリントしたい…。 フィラメント切れとか、ステッピングモーターの脱調とかでなかなか思ったものがプリント出来ないのでかなり悩み中です。

ステッピングモーターを交換していますけど、ABS対応して色々と強化したのが裏目に出て静止トルクがどうも足りないっぽいです。(0.9°ステップのモーターは今以上(0.38N-m)の高トルクは無い) やっぱり、1.8°ステップのモーターに戻して標準(0.43N-m)よりも高トルクのモーター(0.58N-m)に変えたほうがいいのかもしれないと思う今日この頃。動作音的にもフルステップ動作はそのままにしたい…。

さて、どうしたものでしょうか。

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