Orcaは標準状態でのステッピングモーターはSY42STH47-1684B(0.43N・m)を使用しています。 調子が悪くなったので途中でStep角0.9°のPK245MD15B(0.38N・m)に変更していたのですが、ダンパーつけていても移動範囲が狭くなるとトルク不足なのか脱調気味なのです。 スピードを少し遅目にして使っていたのですが、精度を取るかスピードを取るかで悩みますが精度は換えてみて大して変わらなかった印象があるのでスピードを取りたいいと思います。
おそらく、Y軸のテーブルの発熱用抵抗変えたことで重くなったこととテンション張り気味にしていることが原因と思います。
という前提というか前置きで、交換用のステッピングモーターを考えます。 まあ、ダンパー(D4CL-5.0F)がオリエンタルモーターなので、今回もオリエンタルモーターで交換品を考えることにしました。
カタログ情報から、バイポーラ(4本リード線)で高トルクでStep角1.8°のモーターとなると、PKP/PKEのどちらかとなりそうです。 PKPの方がトルクが0.35 ~ 0.93N・m、PKEの方は0.3 ~ 0.55N・mですがPKEは高効率で発熱が少ないとなっています。
そこで、今回は高効率で発熱が少ないということとトルクも適正だろうと思われる、PKE245DB-Lへの換装を行います。
このタイプはモーターから直接リードが出ていなくてコネクタで接続する形になっています。 これは、交換作業がやりやすくなりそうです。(早々交換するものでもないと思いますけれども)
交換自体はまあ、慣れたものになってきましたけれども普通に入れ替えるだけで終了です。 これで、交換前に比べてトルクは148%増し(初期状態からでも128%増し)ちょっと使ってみて問題がなければこのままにしようかと思います。
いろいろを書きましたけれども、ふと考えてみると精度を改善するために簡単な方法としてはモーターに取り付けているプーリーを小さくすればいいのではないかと思い至りました。 ようするに、歯数を現状よりも小さいものにすれば解決するのではないかと思います。もしくは、モーターはそのままにして歯数を大きいものに換装すれば良いのではないだろうかと…。 今回はモーターを換えてしまいましたが、次はそこいらへんのアプローチも含めて検討していきたいと思います。
探してみると、このあたりを使うと比較的簡単に歯数の変更ができそうです。
ベルトをGT2に変更して、ギアを16Tにすればそこそこの精度(10um)になりそうな気がするのですけれど…。 これでダメなら、PKPシリーズの最強モデルである「PKE245DB-L(0.93N・m)」にするしかなくなってしまいます。 この後、エクストルーダーがDualになってしまうとX軸も重くなってしまうのでさてさてどうなるのかといったところでしょうか…。 もしくはファーム書き換えて、移動距離と加速度からからブレーキ動作をするような設定ができるようにするかですね。
ゆっくりとした形で進んでいるDualExtruderですが、現状での完成状況としてはこんな形になっています。
もうほとんど出来上がっていてあとはホットエンドの組み込みとかを残すのみですがなかなかすすみません。
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