form1で安定したプリントをするためのいろいろ

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form1はちゃんと使えば高精度のプリントが可能な3Dプリンタです。しかし、うまく使ってあげないと高精度のプリントは出来ません。安定してプリントするためのいろいろがわかってきましたのでメモとしての残しておこうと思います。

1.電源の安定

日本の電源と言うか商用電源は100Vが基本ですが、実のところ結構変動しています。大電力の機械(ドライヤー、エアコン、洗濯機等)を動かした時に蛍光灯がちらつくなんてのは変動しているからです。そこで、form1と電源の間にUPSを入れてあげることで電圧が安定します。なぜ電圧が下がると問題かというと、電圧が下がる=レーザーの出力が下がる=レジンの硬化が不十分、となってしまうからです。

※:UPSは高くなりますが、出来れば常時インバータ給電方式の物を入れたほうが効果が高いです。自宅ではオムロンのUPSで常時インバータ給電方式のBU75SWを使っています。

また、form1はプリント開始時にプリント用のスライスデータと言うかGcodeと言うかを全転送されて、転送後にはスタンドアロン動作します。そのため転送終了後にはPCとの接続ケーブルを外しても動作します。PCからのノイズ除去のため、転送終了後にはPC-form1間のUSBケーブルは抜いたほうがプリント結果が安定します。※:PCもUPS配下に入れてform1専用機(プログラムを動作させない)とすることで接続していても動作影響は最小になります。

2.機体を置く環境

UVレジンは温度が高くなるほど流動性が高くなります。この粘度がどうもプリント結果に影響を与えているようです。

現状で精度の高いプリントをしようとすると室内温度を22-26度前後にしておくのがいいように思われます。どうも、28度以上になるとプリントした物の外部に薄くレジンの層がこびりつくことがあるようです。詳細継続検証中…。
湿度については40-60%の範囲で使っていますが、高すぎる環境でどうなるかは試すつもりがないので上記状況は左記湿度での結果です。

そして、「Resin Tank」の水平に関しては1度程度は良さそうですがそれ以上はあまりよくなさそうです。

3.レジンに関して

機体を長時間使わない際にはレジンを「Resin Tank」から保管容器に移すと思います。その際ですが新しいレジンと混ぜるのはよくなさそうです。なので、保管容器は別にするのが良いです。(出来れば容量が少なめの遮光保管容器)

そして機体に戻す際ですが、保管レジンだけで再プリントするのはあまりよくないです。(プリント物の表面がささくれたようになる場合が多い)保管レジン1に対して新しいレジンを最低2以上混ぜて使用するのが良いと思われます。

プリントする際に「Resin Tank」に入れておくレジンの量に関してですが最低限の量ではなく必要十分な量を入れていた方がプリント中の失敗(途中で切れる)が無くなります。(レジンの量は大体2-3倍程度)

あとは、「Resin Tank」に対する。プリント物の配置と傾き、サポート材の付け方についてがあるのですがまた別の機会で。

  1. なるほど~

    すごく参考になります♪

    UPSが造形に影響するとは想像もつきませんでした。

    レジンの補完や洗浄を考えると、

    個人で部屋に置くのは厳しそうですねぇ~

  2. ばーちゃわーるどさんなら、個人でも容易に使いこなせると思います。精度高い分の代償が後処理だと考えれば手間は何とか許容範囲でしょうか。使ってみると意外にランニングコストが高いのが玉に瑕ですね。そして、速くもぶっ壊したかもしれません…。Orz

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