form1はちゃんと使えば高精度のプリントが可能な3Dプリンタです。しかし、うまく使ってあげないと高精度のプリントは出来ません。安定してプリントするためのいろいろがわかってきましたのでメモとしての残しておこうと思います。
1.電源の安定
日本の電源と言うか商用電源は100Vが基本ですが、実のところ結構変動しています。大電力の機械(ドライヤー、エアコン、洗濯機等)を動かした時に蛍光灯がちらつくなんてのは変動しているからです。そこで、form1と電源の間にUPSを入れてあげることで電圧が安定します。なぜ電圧が下がると問題かというと、電圧が下がる=レーザーの出力が下がる=レジンの硬化が不十分、となってしまうからです。
※:UPSは高くなりますが、出来れば常時インバータ給電方式の物を入れたほうが効果が高いです。自宅ではオムロンのUPSで常時インバータ給電方式のBU75SWを使っています。
また、form1はプリント開始時にプリント用のスライスデータと言うかGcodeと言うかを全転送されて、転送後にはスタンドアロン動作します。そのため転送終了後にはPCとの接続ケーブルを外しても動作します。PCからのノイズ除去のため、転送終了後にはPC-form1間のUSBケーブルは抜いたほうがプリント結果が安定します。※:PCもUPS配下に入れてform1専用機(プログラムを動作させない)とすることで接続していても動作影響は最小になります。
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