アーカイブ : 2018年 2月

T-962リフローオーブンを再び改造する(その4)

思い立ったら行動は早い、興味がある間に終わらせてしまわないとほったらかしになるとも言います。ある程度うまくいくことがわかったので、追加で載せる制御基板を回路図から起こし直して再設計してみます。書込み用のシリアルチップとか電源分離とかまあ色々と修正。中国は春節のお休みの影響がなくなるのが月末だし、とりあえず設計だけして終わりかなと思ったり。

メイン基板の上に亀の子状態で積むのが一番楽そうです。たまにリセットされたりいきなり測定値がおかしくなる現状を何とか解消したいですね。回路図はいま使っている基板の回路を修正した物でUARTポートも標準で使用出来るように(ファームの書き換えが出来るように)してみようと思います。ジャンパしたりして動かしている部分とか微妙に長さが足りないコネクタは基板に対策を盛り込んでみたりとか。

回路図はこんな感じにしてみました。

T-962リフローオーブンを再び改造する(その3)

懲りずに設計変更しますよ。しょうがないので上下で分割する形に設計をやり直してフィンの部分は差し込み式に変更。フィンの部分はあとで形を変えられるようにしてみます、MDFをレーザーで切ったフィンと組み合わせるとこんな感じの物体ができてきます。

これを、25mm厚の12cm角ファンとレーザーカットしたMDF組み合わせてみるとこの様になります。ちょっと大きさあわせてみたらギリギリすぎるような気がしないでもないですが、とりあえずパネルに取り付けまではうまくいきました。

続きを読む

T-962リフローオーブンを再び改造する(その2)

そして、今回は背面ファンからの気流を改善するべくバラします。裏側のパネルを外すと簡単な構造なことがよく分かる。使っているのは115V仕様の12cm角ACファンが使われています。厚みは40mmですが上半分が使われていないと言うか気流が流れていかない構造に見える。

整流にあまり気を使っていないことが見て取れるのでファンの厚みを40mm=>25mmに変更して空いたスペースにダクトと整流フィンを入れてみます。こんな感じですが簡単に設計、プリントしたらお約束のごとく大失敗。レジンタンク破損するとかまれに見る大失敗となりました。

設計自体を変更してMDFとかアルミパネルとかを使ったハイブリッド構成にした方がいいかなと考え中…。

T-962リフローオーブンを再び改造する(その1)

ちょっと思うところがあってリフローを本格的にいじってみようと調べていたら、ここ数年で中華リフロー(T-962)の情報がそれなりに更新されていることに気が付きました。筐体として使うなら結構ありなのかなと思い1台をテスト用に購入。速攻でばらして紙テープはカプトンに置き換えてコーキング剤で隙間を塞ぐのはお約束で即実行。

標準でついている熱電対の出力が何故か左右で2度もずれているので秋月電子で購入したK熱電対に交換。ついでに固定用のスリーブを設計して差し込み部分をやり直しました。左側が標準で入っていた物で右側が秋月で買ってきた熱電対。

続きを読む