アーカイブ : 2014年 3月

Form 1を使うときに便利なツール(その2)

レジンの拭き取りとかIPA洗浄後のプリント物の乾燥時には「セブンプレミアム クッキングペーパー 40枚入」が安いしおすすめ~。繊維があまりはがれないというかなのでプリント物に付かないのもいいです。

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そして、form 1を使っていると「Resin Tank」にレジンの塊というか形成不良のレジンのジェル状のものが底に張り付いている事があります。FormLabs的にはスクレーパーで剥がすみたいに書いてあるのですがそんなことしたら間違いなく底に傷がつきます。なにかないかと探してみたところレック ビン・缶用スクレーパー K567」を見つけて使っていますがなかなかいい感じで剥がすことが出来ます。剥がした後は先が丸いピンセットで回収します。

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Micro Quad Copter X-Typeのフライトモデルの制作(その22)

どうにも納得がいかないので、推力テスト用の治具を作って再度推力を測定してみました。結果、搭載バッテリーを使って1基で18gとなりました。4基合計推力が72gとなると飛ぶはずなんですがどうして飛ばないの??基板側で何らかの電流量制限に当たっている線が濃厚になってきました。

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Micro Quad Copter X-Typeのフライトモデルの制作(その21)

最近、クアッド関係の更新がなかなかできなかったのは原因がわからない迷宮にちょっとハマり込んでいたからです。

かなり悩みましたがだいたい原因がわかってきたのです。

■4号機写真

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4号機は全部入りでα版を兼ねるべくして作成していたのですが、写真のようにすべて搭載すると飛ばない…。それはもう、床を這うようにしか飛ばない。 単純に考えて推力不足なのですが、モーター&ローター単体で20g以上のテストデータがあるので機体側の問題だと考えて色々と修正したりテストしていました。

  • FETの電流制限
  • バッテリの出力電流制限
  • 基板パターンに流せる電流制限
  • モーターの回転方向
  • プロペラのバランス

基板パターンに関しては4層基板の内層は17umということを忘れてパターン引いてしまったので一部当てはまるのですが、それ以外はテストも問題なし。 最後の最後で、機体搭載時条件(バッテリ駆動)での推力を測ったらローター1基あたり12-13gの推力でしたと…。記録を読んだらテストした時には単体で定電圧電源から5V入力していました。非接触回転計まで買ってテストしましたよ…。

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Form 1を使うときに便利なツール

何度かプリントしてみて便利な小物がいくつかありましたので覚え書きします。

プリント後に「Build Platform」からプリント物をはがす必要があります。通常はスクレーパーを使用するようになっていますが、便利な物を見つけました。「木柄金ベラ」 がかなり便利です。先端部分の薄さは0.3mm程度でさらにステンレス製でかなりしなります。プリント物を外すときにプラットフォーム側をあまり削り取ることもなく簡単に外れます。

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もう一つが、「アネックス(ANEX) ステンレスピンセット ロングノーズタイプ250mm No.153」「アネックス(ANEX) ステンレスピンセット ロングノーズタイプ200mm No.152」どちらでもいいのですがIPAからプリント物を取り出す際に使用すると手袋とかを使わなくても取り出すことが出来ます。

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Micro Quad Copter X-Typeのフライトモデルの制作(その20)

先月末に発注していました4号機の基板が到着して実装&テストしました。ここまで来るのに1年かかるとは全く考えていませんでしたが、ようやくすべての回路を載せた機体が完成しました。
ここからの予定ですが、冗長になっている部品の削除&確認と不要と思われる部分の削除&確認をして配布用のβ機の設計をします。(追加したバッテリ電圧確認用の回路、なんでこんな面倒なことをしたのかが不明。シンプルに変更予定)機体重量に関してですが、部品の軽量化で-3gの全備重量38gを予定しています。(テスト配布用機体は最大5機用意する予定)

MultiWiiの設定に手こずっていますが来週中ぐらいで何とかしたと思っています。

飛んでるところは誰かの手を借りないと無理なのでもう少しお待ちください。

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■現在のコンポーネント重量(4号機/α版)

PCB_Frame = 10.4-10.5g(7.8g)
BluetoothDongle =1.7-1.8g
USB(TypeA)Connect = 2.0-2.1g
上記実装済み重量=>14.2g

Motor + propeller = 15.4g(3.8-3.9g x4)
Mounter = 2.8g(0.7g x4)

Lipo Battery = 9.5g(400mAh)

Total = 41.9g

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form1を購入して日本に転送する方法

日本に直接送ってくれればなんの問題も無いのですが、現状では送ってもらえません。なので海外転送サービスを利用することになるのですが問題になるのはレジンが液体であり科学分析表というか成分表がFormlabsで提供している物では輸送の審査には足りないらしいと言うことです。(MSDSが必要?)

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色々と問い合わせを行ったのですが、料金面と実績と調べて納得できたのは「海外転送.com」でした。そして、今回使ってみることにしました。 日本語で対応してもらえて結構細かい注文を付けてもちゃんと受け付けてもらえます。ただし、メールの返信に関しては返ってくるのに24時間かかると思わないといけません。(日本時間で0時~7時位の返信が多かったです) 今回は、まとめた方が安ければ「まとめて発送」と本体の「検品サービス」を利用したのですが「検品サービス」ではかなり詳細な写真を送ってもらえました。(写真は後ろに記載)

■全体の流れ

  1. 海外転送.comに会員登録(無料)する。
  2. 海外転送.comで「転送予約 アメリカ発」を行うと転送先住所を教えてもらえます。
  3. (2.)で受信したメールに発送先のアメリカの住所があるのでそれを使ってFormlabsにオーダーを入れる。
  4. Formlabsからの荷物が発送されるのに時間がかかるので発送(FedEx)されたら連絡することを海外転送.comの予約メールに返信することで連絡します。※:状況では月単位の時間がかかります。荷物が到着しない限り料金発生しないです。
  5. Formlabsから発送される。発送メールが来ますので記載されているトラッキングナンバーを海外転送.comに連絡する。(4.)で受信したメールへの返信
  6. 荷物が海外転送.comに着装してから1~3日位で利用料金の決済メールがPayPalリンクが入った形で来ます。決済すれば発送処理に進みます。
  7. USから荷物が発送されます。

※:Formlabsから発送される荷物はここのページを参照してください。(基本的に3つ口(別々)に発送)

Box 1: Form 1 Printer 26 x 20 x 19 inches, 28 lbs (12.7 kg)

Box 2: Form Finish Kit 14 x 14 x 7 inches, 5 lbs (2.2 kg)

Box 3: Resin 4 x 4 x 9 inches, 4 lbs (1.8 kg)

全体の流れは上記になります。

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Form1の寸法精度をとりあえず確認

今日の明け方に郵便局まで取りに行ってきたForm1です。

とりあえず、Orcaが置いてあった場所を空けて(どかして)設置&テストプリントしてみました。

テストプリントに使ったのはこちらの素材(20mmの四角形)

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素の状態でどのぐらいかと言いますと、計った結果がこんな感じです。レイヤー厚は0.05mmでプリントしました。

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FormlabsのForm1、入手しました

なんだかんだでTHE FORM 1を入手しました。今回はkickstarterのサポーターでなくFormlabsから直接購入です。
じつは、去年の5月辺りにサイトのバグでJapanが選択できるようになってた時に多分ダメだろうと思って注文しておいたのです。まあ、ダメだから返金するって言われたのですけど、待つと言って返金を保留してもらっていました。
結局、いつまでたっても日本には発送出来なかったので転送サービスを使って入手です。今回使った転送サービスは海外転送コムで送料と手数料を併せて$870近くかかりました。追加レジンとか予備パーツとかを纏めて注文したり転送前に中身確認したりした結果高くなりました。本体だけなら$470程度で日本まで送れるようです。(+税金が約1万円)
消耗品のレジンを買うにも転送しないといけないのが面倒です。早く日本に発送出来るようになって欲しですね。

■箱出時の写真

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Micro Quad Copter X-Typeのフライトモデルの制作(その19)

超小型の国産クアッドコプターを電波法の柵を回避して自作するべく作っているMQCXですが、4号機(α機)の基板は先週に発注しました。今回も懲りずにFusion PCBに注文、またどっか行ったりしなければ来週中には届くはずです。現状ですが、とりあえず3号機は飛ぶ状態にはなったのですが、モーターマウンタとかローターガードとかがほしい状態。ローター何枚か割ってしまいました…。

そんな前置きで、今回もOpenSCADでローターガード付きのマウンタとかローターガードとか色々と設計してみました。

■ローターガード一体型のモーターマウンタ

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■ローターガード単体でスナップオンタイプ
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ローターガード一体型のマウンタはFDM機では出力できないですね。まあ、理想で作りました。スナップオンタイプのローターガードは出力できる形状を目指して頑張ってみました。
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