Orca 0.42のXZY軸の調整について
Orcaにかぎらず、
調整は当然のことながらハードウェアとソフトウェアの調整の両方
まずは、ハードウェア部分から
- ベルトのテンションの調整
表現が難しいのですが、指で押して5-10mm程度たわむくらいの張りに調整します。
また、X/Y軸のキャリアが引っかかりなく動く程度に調整します。( 欲張って張りすぎるとモーターに負荷がかかっていいことがないの でほどほどに) - Z軸の初期値調整
まずは、プリントヘッドの調整ネジを大体同じぐらいの締め込みに調整の上 でZ軸調整を始めます。
そのうえで、通常プリントする素材に合わせた形でヒーターを温めて調整作業を 行います。(ホットエンド&プリントベッド)
※:カプトンテープやマスキングテープをプリントベットに貼って使用 する場合には事前に貼り付けます。
まずは、X/Y軸をホームポジションに移動後にZ軸のホームを調整します。
この際にはZ軸の軸調整用のネジは最大に伸ばした(Z軸が一番離れる) 位置に設定してからだんだん短くしていきます。
調整の際に使っているものは、茶封筒が一番調整しやすかったです。 そのままだと曲がってしまうので両サイドにメインティングテープ を張ったものを使用しています。
糊代というか、閉じる部分の紙が1枚だけの部分は通るが2枚になった部分は通ら ない間隔で調整します。 - プリントベッドの水平(並行)調整
Z軸の初期調整が終わったら、X/Y軸を手で移動させながら調整を行います。
ネジを閉めたりゆるめたりした場合には対角線上の高さが反対方向に動きますのでそのあたりを見極めて作業します。 - 最終調整 この部分は行うかどうかは自己判断です。
上記調整した上でプリントを始めても一番初めのレイヤーがうまくプリントベッドに載らない場合があります。(
出力されたフィラメントがだまになってノズルに溜まる感じです)
これを解決するためには、ヘッドとの間隔を物理的に短くして上げる必要があります。
この調整はホットエンドとプリントベッドの平行調整が完全に終了していることが前提です。
X/Y軸をホームポジションに移動の上でZ軸ホームを調整します。
Z軸を近づける方向に調整してホームでは手でX軸が移動できない位置で「0.1-0.2mm」 移動させると手で移動できる位置を見つけます。
次に、ソフトウェア部分
- Marlinの設定値調整(DEFAULT_AXIS_
STEPS_PER_UNIT)
20mmboxをプリントして調整しています。
キューブをプリント後にデジタルノギスでサイズを測定して「DEFAULT_AXIS_STEPS_PER_UNIT」 を調整します。 計算式(X/Y/Z):20mm÷実測値=倍率× 設定STEPS=新しい設定値 - 直角調整 最後に、X/Y軸の直角調整を行います。
色々と方法を試したのですが、あまり良いアイデアが思い浮かばず地道に直角定規を当てて地道に 調整するしか方法がないです。
とまあ、簡単に文書のみで書いてみましたけどわかりにくいかな…。