カテゴリー : 電子工作

FoldaRap組み立て中(その3)

なかなかどうして、組み立てというか修正したいパーツがうまくいかなくて組み立て出来ないでいましたがようやくパーツができあがってきました。早速組み上げてこのような形になっています。

■組み上がったXキャリッジ周辺部分
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Xキャリッジ周辺とZモーター周りはほとんどのパーツに手が入っているか新規に設計して作っています。

修正部分は大きく分けて以下7点ですけど、よくぞここまで修正したと思います。
・XキャリッジをCooling FAN取り付けに対応するために修正
・Zモーターをプリントしやすい様に形状を修正
・Zアイドラーを603ZZ→629ZZに変更して形状を修正
・ホットエンドは「Huxley Hot End Kit」のヒートシンク&ファンを取り外してファンを7mm厚の物に変更してアルミ板に放熱材を直接貼り付け
・Z軸モーターとシャフトの接合用のクリップを新機設計、Zモータ取り付け用のマウンタのエンドストップスイッチ取り付け部を変更(左側削除、右は位置変更できる様に修正)
・Z軸のトップ部分はシャフトをベアリングを使ってホールドする様に変更
・ノズルクーリングファンを新機設計して取り付け

FoldaRap組み立て中(その2)

ホットエンドとヒートベッドがとりあえず組み上がったのでうまく動くかをテストしてみました。

ホットエンドはHuxleyで使用しているキットなので組み立て方さえ間違っていなければ問題なく動作するはずです。
問題が起こるとすれば、初めての作った構造のヒートベッドがちゃんと動作するかが最大の不安点といったところでした。

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テスト時の注意点はペルチェ素子には電流の向きがあるので確認して入力してあげないとヒートシンクがないほうが加熱されて熱破壊されます。 データを読む限りでは、ペルチェの最大温度は150℃となっています。ここまで上げると内部破損するらしいですけれども、アルミパネルの放熱量がわからないのでどの程度まで上げられ得るのかが予想できません。

計算で求めることも出来るのですが、面倒なので実物でテストしてみることにします。

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グラフから20分かけても95℃以上には上昇しないことがわかります。ABSプリントには120℃程度迄温度を上げたいところなのですが現状では難しいようですね。

ヒートベッドには40mm角のペルチェを使用していますが今回使用したタイプは8Aタイプです。このうえには10A/15Aがラインナップとして存在しているのでABSプリントの際にはこちらに交換する必要がありそうです。

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FoldaRap組み立て中(その1)

ようやくパーツが集まったのでゆっくりと組み立て中です。 ただ、やはりというか組み立てながら納得行かないところとかは随時変更しているので時間がかかりそうな予感です。SONY DSCSONY DSC

大枠のフレームとヒートベッドはだいたい形になってきました。

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Foldarapのパーツがようやく集まりました。

年末年始を挟んでしまった結果、全然パーツが到着しない状況になっていましたけれど、ようやくすべてのパーツがそろいました。そのまま組んでも面白くないので若干修正して組む予定です。

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現状でそんなに急ぐ予定もないのでゆっくりと組んでいきたいと思います。

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Orca 0.42のDualExtruder作成中(とりあえず完成)

前回でようやく形になったDualExtruderでのプリント結果です。プリントしてわかったこととしては、ホットエンドはメイン側を心持ち下げたほうが(下げないと)正常にプリントが終わりません。(プリントが終わった部分を引っ掛ける)

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素材がPLAでperimeters/infillを白/黒と白/クリアでテストしてみたテストピース

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今度は、造形物を白でサポート材を黒にしてテストしたテストピース。素材はPLAです。

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Orca 0.42のDualExtruder作成中(その3)

ようやく注文していましたMk7ドライブギアが到着しましたので早速組んでみました。

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ホットエンドが1つの時にはあまり考えなくても良いのですが、ホットエンドが2つあると先端部分の高さを揃えないと積層に失敗するので揃えて上げる必要があります。 あと、X軸の可動範囲が240mm⇒200mmと40mm程狭くなってしまいました。(デュアルになったことでヘッド幅が広がったことによる可動範囲の減少)実際の積層範囲はシングルで170mm程度、デュアルだと140mm程度になってしまいそうな感じです。(ヘッド間隔分プリント可能範囲が狭くなってしまう現象) 元の積層可能範囲から考えると相当小さくなってしまうことになります。ただ、これ以上ヘッド間隔を詰めることは構造的に難しいような気がするのですけれど…。大物のプリントの場合にはシングルヘッドに換装してプリントすればいいだけなのでよしとします。 続きを読む

Orca 0.42のDualExtruder作成中(その2)

今回は、シングル構成でのエクストルーダーの設計を生かしてデュアル構成に設計を変更した物を使って作成しました。 ホットエンドは前回で既に搭載済みなので穴位置を含めてそのあたりが確定済みとなっているのが設計上の大きな制約というかになります。 いろいろと、苦労しましたがなんとか設計とプリントが終わって載せることが出来る状態になったので書いています。(当然のことながらドライブギアはMk7を使用)

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Orca 0.4x用ダイレクトエクストルーダー(その2)

前回はMk7ドライブギアを使用して作成したダイレクトエクストルーダーですが、注文していた「Micro Extruder Drive Gear – 1.75mm Filament」(以降Gear175)が到着したので若干設定と手を加えて作成してみました。

ドライブギアの比較写真はこのようになります。 Gear175/Mk7

IMG_6019 (1)res

Gear175は溝の深さがMk7とは違うためにフィラメントとギア位置の調整が必要になってしまったのでV1を修正してV2としました。ほとんどパラメタの調整だけで対応できる範囲でしたが、せっかくなので50mmボルトをスタッドに使えるように修正(60mmは普通に手に入らないので)

結果としては、このドライブギアではうまく動きませんでいた。微妙な違いなのでしょう、摩擦力が足りない様でフィラメントをうまくおしこむ事が出来ないようです。PLA素材であれば問題なく使えるのですがABSで使用しようとすると無理があるようです。mendel-partsのV10ホットエンドも影響している様に思いますが、現状で唯一まともにABSを遅れるのはオリジナルのMk7だけと言うことになります。

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ホットエンドPID制御値の自動調整機能

Reprapで使われているファームウェアはほとんどの方はMarlin の系列を使用していると思います。
機種ごとにカスタムされている場合もあるとは思いますが…。)

ホットエンドのヒーターのPID制御(フィードバック制御)に関しては”PID settings”セクションで設定されています。機種ごとの基準値で使用していると思いますが、制御値はヒーターとサーミスタの組み合わせで変わってしまいます

そのため、機能として自動調整機能が実装されているので設定方法について記載します。試した限りでは、設定値までホットエンドの温度が上昇するまでの時間が短くなる、温度の変動幅が少ない等の効果が確認できています。

  1. 以下の行をコメントアウトしてからファームを書き込み
    ”PID settings”セクション
    #define PIDTEMP

    ”EEPROM”セクション
    #define EEPROM_SETTINGS #define EEPROM_CHITCHAT

    ”LCD and SD support”セクション
    #define ULTRA_LCD //general lcd support, also 16×2
    #define SDSUPPORT // Enable SD Card Support in Hardware Console
    #define ULTRA_LCD //general lcd support, also 16×2
    #define SDSUPPORT // Enable SD Card Support in Hardware Console
    #define ULTIMAKERCONTROLLER //as available from the ultimaker online store.
    #define ULTIPANEL //the ultipanel as on thingiverse
    #define REPRAP_DISCOUNT_SMART_CONTROLLER

  2. ホットエンドが冷えた状態であることを確認する。(常温程度)
  3. 「Printrun」の右下のコマンド入力窓より”M303”を入力して”send”をクリックする。

この後、自動的にホットエンドが150℃まで温まる過程で制御値の自動調整が行われます。

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Orca 0.4x用ダイレクトエクストルーダー

前回前々回とダイレクトエクストルーダーギアについて書いてきましたが、まとめた上で設計変更を繰り返してようやく完成したダイレクトエクストルーダーです。

orca_micro-extruder_v1-22

結局のところ、DualExtruderがうまく動かなかった原因はエクストルーダーギアにあったという結論です…。Orz

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