レジンタンク底面のシリコンが悪くなってしまうと正常なプリントができなくなってしまうことは購入前からわかっていました。でも、まさかボトル1本(1L)でだめになるとは思っていなかったです…。購入&輸送費考えると自分で張り替えた方がどう考えても安くなるのでテストを兼ねて試してみることにしました。
いろいろと掲示板なんかでも議論されているので既出なのですが使うシリコンは「Sylgard 184」を使うことになります。
いろいろとやり方があるのですが、最終的にはタンク底面と平行なシリコン層を均一な厚さで作ってあげることが目標です。
いろいろと知恵を巡らせまして以下の手順で実行しました。
シリコンの除去はカッター入れてはがす方法と熱湯かけて柔らかくして外す方法の2種類があるのですが…。それ以外の方法で今回はいきます。シリコンの端の方を指で中心に向かって引っ張る感じで押さえるというかするとピンセットでつまめるぐらいの隙間が出来るのでつまんではがします。ゴミも出ないし外した後の清掃も不要な感じです。
現在進行形でモータマウンタを複数形状&複数材質で試作中です。
モーターマウンタが受ける力は、モーターからの振動・トルク方向への捻り・墜落時の衝撃の3つが主になってきます。特に振動に関してはある程度強度を落として減衰してあげないとジャイロに変な信号が入ってしまってピッチングして飛行できなくなってしまいます。でも、モータトルクに対して弱いと姿勢制御に遅れが出てしまい思ったように飛びません。墜落時の衝撃吸収は基板が破損する前に壊れることで吸収します。3つのバランスが大事なのです。
現状で一番いい感じなのは、DMMでプリントしたナイロン製のマウンタ。でも、1個が1,620円と高くなってしまうことが難点です。程よく振動吸収してくれて天井にぶち当てて落ちてきてもばらばらになりません。逆にPCB側が曲がったりする場合が出てきました。超音波センサによるオートレベルがうまくいかなくて…。
※:右側に移っているちょっと黒黄色な物がWifiカメラ、バッテリ込み22gなのですが重すぎて30秒ぐらいしか浮かばないのでバッテリを本体と共有しようとしています。その下に移っているのが超音波距離センサ、自動高度安定しようとしています。コントローラーがPS3/4に対応となりました。PS4の方が若干タイムラグが大きい感じがします。
マウンタ形状に関してもいろいろと試作中なのですが、なかなかこれといった物にならず悩み中です。
落とした時にすぐに破損しちゃ困りますが、PCB側が破損する前にはマウンタが破損してほしい感じの強度がほしい。カーボンロッドを使ってマウントする方法も考えたんですが、下面にバッテリ搭載スペースが無くなってしまう…。先端部分だけの部分利用がいいのかな、それだと強度あり過ぎで落とした時に基板が曲がりそうなんで怖いんですけど。基板からモーターまでの距離が長ければ曲がれるからいいのかな?
それだったら基板側を極限まで削ってモータまでの距離を稼ぐ方法もありだな。カーボンロッドの太さを落とせば振動吸収も出来そう。量産機では樹脂マウンタにすればいいのか?
とか考えたんですが、基板を眺めたらこれ以上削れないところまですでに詰めていましたので無理でしたと…。
ちょっと冒険的にエストラマー的な材質でも何とかならないかも検討中です。かなり柔らかめな材質で指でつぶれるぐらいの硬さの物が使えないかと思案中。(ゴム状の物になるのかな)
そして、モータマウンタの単体コストは500円ぐらいが理想なのですが、3Dプリントだと無理っぽいのでレジンの注型で何とかする方法も模索中。そうすると、今の型では難しいらしい。ということでいろいろと問い合わせたり試作してもらったりとしております。
一発抜きができない形状ということで分割してとか、でも分割すると2個分だから単価がとか…。
100機単位になってくればナイロン製にして作って金型起こしたほうがいいんでしょうけどね…。Orz
という訳で、来月中ぐらいまではマウンタ周りの話題が続きそうです。自分では設計だけで作っていないので時間が結構かかってしまいます。
今後予定としては、モーターマウンタの試行錯誤の後はブラシレスモーターを搭載予定です。専用基板&専用チップ使って更に軽量化と高出力化していきたいと思います。現状でお高い機体になってしまうということだけ…。
そういえば、勘違いした物が作って送られてきてその後メール返信が無いところとか…。こんな事してたら仕事無くなるよ~。
軽量化版のテスト風景を何とか動画におさめました。PS3のコントローラーでのスロットル調整が難しいです。微妙な調整がうまくいかなくて上下してしまっています。制御側を見直すかコントローラー側に手を入れるかを考えないといけません。
https://www.youtube.com/watch?v=Fu4-9xU_6Ec
https://www.youtube.com/watch?v=gE6vXP9gRcg
あと、MQCXでない名前を考えないといけないプレッシャーが…。
昨日までテストしていたのは重量が重い方(基板厚が厚い方)で落ちても壊れる可能性が低い方だったのですが、ある程度目処が立ってきましたので2機目の軽い方の機体(基板厚の薄い方)にも同じプログラムをインストールしました。
マウンタもちょっと変わっているのですが全備重量で36.3gとなります。RCY/1.6mm仕様は50%出力で浮かびませんがEH/1.2mm仕様は普通に飛んでしまいます。軽量化って重要なんですね。
写真の左側がRCY/1.6mm仕様、右側がEH/1.2mm仕様です。
ようやく落ち着いてフライトできる程度にはなったと思います。本当にプログラムって重要、ハードがいくらよくてもプログラムがなっていなかったら全くもって飛ばないとか勉強になります。まあ、自分の未熟さをまざまざと見せつけられて腹立ちますけどね…。
https://www.youtube.com/watch?v=nh-0Fc6GlFM
さて、いまちょっと悩んでいるのはモーターマウンタです。まあ、結構悩んでいた時間が長かったのですが今回は形状ではなくて製造をどうすればいいかという問題です。3Dプリンタで出力していたのですが個数が10個ぐらいならまあ何とかなるんですが、5機分と予備を考えると40−50個程度の数が必要になってきそうで、そうなると外部のサービス利用した方がいいのですが結構お高いんです。自分で型を取ってレジンを流したりとか考えないと配付金額がとんでもないことになりそうで悩み中です。
さてさて、ずいぶんお待たせしましたが配布に関しましてはこの次の投稿でお知らせさせていただきます。
いろんな事がありましたが、ほとんど解決しました。モーターの制御って以外に難しい物だったのですね…。そして空物は安易な気持ちで手を出してはいけません。
https://www.youtube.com/watch?v=8VX-tKE3aqs
スティック操作に関する最適値がまだちょっと見つかっていない感じですがハードウェア的には概ね完成しました。
これでようやく配布用機体の設計に取り掛かれます。まあ、ほとんど出来ちゃっているのでちょっと見なおして製造しようかと思います。FCU用のUSB電源・部品配置変更・シルクの修正を予定してほぼ終わっています。ちょっと悩んでいるのは機体(PCB)の色、「テスト機=黄色、α/β機=赤」と来ましたのでやっぱり青ですかね?
単体で飛ばせるほどに安定していないので土日で何とかしたい野ですが時間があるか…。
突然調子が悪くなった我が家のform1ですがなんだかんだとやりとりの後、交換となってしまいました。稼働時間的には400-450時間程度でおかしくなってしまいました。状況ですが、サポートのベースはプリントできているものの底からの立ち上がり部分辺りからうまくプリント出来ない状況でした。おそらくレーザーの出力が設定値に達しないのでないかと予想。
交換に至るまでに中の人から試してほしいと言われたことを列挙しておきます。